こんにちは。
zuka(@beginaid)です。
いまやカービングターンが主流になっているスキーですが,歴史はとても古く伝統的なスポーツです。「歴史」と聞くと,なんだか勉強のような印象を受けるかもしれませんが,どのような経緯でスキーのスタイルが形成されたかを知ることは,現在のスキーを理解するうえで必須の知識になってきます。
さらに,指導員の取得を目指す皆さんであれば理論の勉強もしなくてはなりません。そこで,スキー教程を参考にしながらスキーの歴史をまとめていきたいと思います。本記事はPart3(現代のスキー)になります。全体のまとめは,以下の記事をご覧ください。
今回はスキーの歴史上で重要な年号をピックアップしていくぞい!
また暗記かー..
年号は体系的に整理することで,効率的に理解することができるんじゃぞ!
スキー技術の発展
1877年:クリスチャニア,テレマーク
1896年:山岳スキー滑走術
1924年:アールベルグ
1930年:テンポ・パラレルシュブンク
1933年:今日のスキー
1936年:自然なスキー
1938年:スキーフランセ
1955年:バインシュピール
1968年:曲げまわし・伸ばしまわし
1974年:シュビンゲン
1985年:バイベタリズム
2003年:カービング
日本での出来事
1930年:シュナイダー来日
1940年:「アールベルグ」翻訳
1941年:「今日のスキー」翻訳
1947年:「一般スキー術」出版
1958年:ルディ・マット来日
1959年:「SAJスキーテキスト」出版
1983年:「バイベタリズム」発表
日本人の偉業
1956年:猪谷千春,ダンぺッツォ大会,スラローム2位
1972年:笠谷幸生,札幌大会,70m級ジャンプ1位
1980以降:海和俊宏,岡部哲也,木村公宣らの台頭
1992年:萩原・河野・三ヶ田,アルベールヴィル大会,ノルディック複合団体1位
1993ー1995年:萩原健司,世界選手権,ノルディック個人複合3連覇
1994年:河野・阿部・萩原,リレハンメル大会,ノルディック複合団体1位
1998年:船木和喜,長野大会,ジャンプラージヒル1位
1998年:岡部・斎藤・原田・船木,長野大会,ジャンプ団体1位
1998年:里谷多英,長野大会,フリースタイルモーグル1位
2006年:皆川賢太郎,トリノ大会,スラローム4位
2006年:湯浅直樹,トリノ大会,スラローム7位
その他重要な年号
BC2500年頃:ノルウェー北部のレイデイの彫刻
1784年:曾江真澄「立ちソリ」
1808年:間宮林蔵「北蝦夷図説」
1880年:ノルウェーでスキー学校設立
1882年:スキー連盟設立
1888年:ナンセン,グリーンランド横断
1911年:レルヒ少佐,高田に着任
1912年:レルヒ少佐,北海道に着任
1920年:シュナイダー「スキーの驚異」
1923年:第1回全日本スキー選手権大会
1924年:第1回冬季シャモニー大会
1924年:世界スキー連盟(FIS)設立
1925年:全日本スキー連盟(SAJ)設立
1928年:日本,冬季オリンピック(サンモリッツ大会)に初参加
1932年:ノルウェー北部でレイデイの彫刻発見
1936年:アルペンが冬季オリンピック正式種目に
1951年:第1回インタースキー開催
1954年:ギョ―とオレイエが来日
1961年:日本,「スポーツ振興法」制定
1963年:クルッケンハウザー教授とデモが来日
1965年:インタースキーに日本から初めて10名の代表団を送る
1975年:スポーツ・ヨーロッパ会議「みんなのスポーツ憲章」
1979年:日本,アジアで初めてのインタースキー開催(第11回蔵王)
1987年:日本,「社会体育指導者の知識・技能審査事業の設定に関する規程」の告示
1995年:日本,2度目のインタースキー開催(第15回野沢温泉)
2000年:日本,「財団法人日本体育協会スポーツ指導者制度」への変更
2003年:日本,「スキーの日」制定
2003年:インタースキーのテーマが「スノースポーツの未来」
まとめ
お疲れさまじゃ!これにて年号編は終了じゃ!
まとめると意外とスッキリするネ!
技術編では,教程の歴史ページに出てくる主なスキー技術をまとめています。
[1] 日本スキーの発祥前史についての文献的研究, 中浦皓至, 北海道大学大学院教育学研究科紀要 84 85-106, 2001.
[2] スキー発達についての研究, 鈴木正, 一橋大学研究年報. 自然科学研究 9 31-66, 1967.
[3] 日本スキー教程, 山と渓谷社, 2018.
コメント