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こんにちは。
zuka(@beginaid)です。
本記事はコラムシリーズの1つになります。他のコラム記事は「コラム」カテゴリーページをご覧ください。
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今回は,意外とみんなが知らない「ターンの目的」について説明するぞい!
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え…?そもそも,ターンをするのがスキーというスポーツじゃないの?
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確かに,そう言ってしまえばそうなんじゃが…。しかし,じゃ。スキーというスポーツは,別に直滑降で滑り降りるだけのスポーツでもよかったはずが,今では「いかにしてターンをするか」という視点で議論が交わされることがほとんどじゃ。
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確かに!スキーの用具も,ターンの質を高めるために開発されているものが多いよね。
ターンの目的
スキーヤーはなぜターンをするのでしょうか。「爽快感があるから」「方向を調整するため」などが考えられます。その中でも,1番重要なターンの目的は「スピードをコントロールするため」です。
さらに細かく見てみると,ターンによるスピードコントロールは以下の3種類によって制御することができます。
- ターン弧の深さ
- 雪面からの抗力
- 雪面を削り取る量
ターン弧
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ターン弧を深くすることで,スキー板はフォールラインに逆らうような軌道を描くので,スピードコントロールすることができます。
雪面からの抵抗
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エッジングの強弱を調整することで,雪面からの抵抗(垂直抗力の斜面平行成分)を増やすことができます。これにより,スキー進行方向とは逆向きの力積を生じさせ,スピードコントロールすることができます。
雪面を削る量
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スキー板が雪面を削る量が多ければ多いほど,スキーヤーが受ける力積が増加し,スピードをコントロールすることができます。
まとめ
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お疲れさまじゃ!スキーヤーがターンする理由は理解できたかい?
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うん!確かに,ターンをコントロールできれば怖いものなしだね!
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その通りじゃ。究極的には,スキーは斜面をいかにしてターンしていくかというスポーツなのじゃ。
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奥が深いね。
[1] 日本スキー教程, 山と渓谷社, 2018.
[2] スキーの科学とスノーボードの科学, 岡部, 2017.
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